洋楽の翻訳(68)-Lullaby of Birdland
2009 / 06 / 07 ( Sun )
Lullaby of Birdland(バードランドの子守唄)―私の知っている数少ないジャズ・ナンバーの中の数少ないお気に入り曲の一つ。
 バードランドというのは、ニューヨークにある老舗ライブハウスの名前らしい。さらにそのネーミングのルーツは、チャーリー・パーカーというサックスプレイヤーのあだ名(バード)という。
 このような事情というか背景は、ジャズの愛好家にとって常識といえるものだが、歌詞を見るかぎり、この歌が上の店のことを歌っているようには思えない。むしろ、恋人同士が自らを鳥に比喩して、たわむれ飛びまわる空間のような意味で使われている。あるいはこの店へのオマージュ(賛辞、献辞)として、言葉から連想される世界を作詞家が創造したのかもしれない。
 というわけで、辞書に載ってないこの"Birdland"という語は、「鳥の国」と訳してみた。wonderlandが「不思議の国」と訳されるように。

"Lullaby of Birdland" by Chris Connor

(訳詞)
鳥の国の子守唄
鳥の国の子守唄
それは、あなたのため息とともに聞こえてくるもの
私の森の国では
この思いを言葉にしてくれるのは何もないわ
二羽のヤマバトがいちゃつくのを聞いたことある?
それは、キスのとき私たちが唇で生み出す
魔法の音楽と同じ

そこには泣き方を心得た
泣き虫の古いやなぎが立っている
あなたに、さよならを言われたら
私もあんなふうに枕元で泣くのね

鳥の国の子守唄
低い声でささやきながら
やさしくキスをして
そうすれば、鳥の国を
空高く飛んで行けるの
なぜって私たち恋をしているから


(原詞)
Lullaby of Birdland
(Ella Fitzgerald, George Shearing)

Lullaby of birdland, that's what
I always hear when you sigh
Never in my woodland
Could there be words to reveal
In a phrase how I feel
Have you ever heard two turtle doves
Bill and coo when they love
That's the kind of magic music
We make with our lips
When we kiss

And there's a weepy old willow
He really knows how to cry
That's how I cry in my pillow
If you should tell me
Farewell and goodbye

Lullaby of Birdland whisper low
kiss me sweet and we'll go
Fliyin' high in Birdland
High in the sky up above
All because we're in love
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